四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
イシミカワ(石見川・石実皮・石膠)
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学  名 Persicaria perfoliata
別  名
分  類 つる性の一年草、タデ科 イヌタデ属
原産・分布 北海道から沖縄まで全国で見られる、林縁・河原・道端・休耕田などの日当たりがよくやや湿り気のある土地に生える。
特  長 茎には下向きの鋭い刺(逆刺)がある。葉は三角形、白緑色で、葉柄は葉縁でなく、葉身下部の縁寄りに楯状(T字状)につき、刺がある。 托葉鞘は膜質で短く、上部は円形の葉のように広がり茎を取り囲む。枝先の丸い葉のような苞の上に花が10〜20個の小さな花序をつける。花は淡緑色で小さく、花被は5中裂する。丸い苞の上に花被に 包まれた丸い果実が多数乗り、秋には果実の花被の色は青〜紫色に変わり目立つようになる。花被の中の果実は黒紫色、直径約3oの球形。中国では全草を乾かして解熱・下痢止め・利尿などに効く生 薬として利用する。
花  期 7〜10月
名前の由来 諸説あり、あまりはっ きりしていません。 江戸中期に薬草として利用され ていて、かつての石見川村(現・大阪府河内長野 市付近) のものが良質だったからとか、折れた骨 を石や膠のごとくよくつなぐことから石膠(いしに かわ)だとか、言われています。

撮影:2017/9/11 撮影:2014/9/11 撮影:2012/10/14 撮影:2012/10/14
撮影:2012/10/14 撮影:2012/10/14 撮影:2014/10/11 撮影:2016/10/4