分 類 |
チドリ目カモメ科 |
学 名 |
Sterna dougallii |
英 名 |
Roseate Tern |
分 布 |
イギリス、デンマークやアフリカ、インド洋の島、中国南岸、フィリピンから東南アジア、ニューギニア、オーストラリア、北アメリカ東岸、カリブ海の島などで繁殖する。
非繁殖期は周辺の海域に生息するが、北方で繁殖した個体は冬に南へ渡りをする。日本では夏鳥として奄美群島や沖縄諸島に渡来し繁殖する。また、福岡県大牟田市の三池島では、1994年に初めて繁殖が確認され、2006年には640羽の渡来が確認されている
(三池島の鳥類とその生息環境の保全について(要望) (財)日本野鳥の会)。 その他の地域では、台風等によって迷行してきた個体がまれに記録される程度である。 |
形 態 |
全長約33cm。翼幅67-76cm。夏羽では頭上が黒く、背や翼の上面は淡い青灰色、上尾筒と尾は白い。顔から体下面は白色で、やや紅色を帯びている。
尾はアジサシなどと比べると細くて長い。嘴は細く長く、夏季は先端が黒色の他は赤色だが、繁殖期には全体が赤色になる。 |
生 態 |
海岸、海洋上に生息する。干潟や埋立地の水溜りに入ることもある。無人島や岩礁で集団で繁殖する。 |
鳴 き 声 |
「クイー」 |
雌雄識別 |
雌雄同色 |
特記事項 |
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