分 類 |
スズメ目 エナガ科 エナガ属 |
学 名 |
Aegithalos caudatus |
英 名 |
Long-tailed Tit |
生 活 型 |
留鳥。平地や山地の近くの林に生息する。公園や道端の木で見かけることもある。十数羽程度の群れを作って林の中を移動している。 |
分 布 |
ユーラシア大陸の中緯度地方[注 1]を中心にヨーロッパから中央アジア、日本まで広く分布する。 日本では九州以北に留鳥または漂鳥として生息する。渡りはしない。 |
全 長 |
全長は約14 cmないし13 cm(長い尾羽を含む)。翼開長は約16 cm |
飛 形 |
直線飛行 |
くちばし |
短く小さい |
尾 羽 |
長いくさび尾 |
生息環境 |
平地から山地の林 |
鳴 き 声 |
さえずりは「チ−チー」 地鳴きは「ジュリリ」「チュリリ」と濁った声を出す。 |
雌雄識別 |
雌雄同色 |
特記事項 |
羽が柔らかく膨らみ、尾が長いため、実際よりやや大きく見える。尾の長さは約75 mm。
黒いくちばしは小さく(約7 mm)、嘴峰は湾曲している。首は短く、丸い体に長い尾羽がついた小鳥である。雌雄同形同色で、外観上の区別はできない。成鳥は瞼
が黄色く、南方系の亜種(エナガなど)の場合は黒色の太い眉斑があるが、北方系の亜種(シマエナガなど)の場合は頭部全体が白い。眉斑を有する南方系亜種の場
合、眉斑はそのまま背中まで太く黒い模様になっている。肩のあたり(背の両側)と尾の下(下尾筒)は淡い葡萄色で、額から頭上、および顔と体下面は白い。翼・
尾は黒い。羽毛は薄褐色の初列風切が10枚で野外では黒く見え、次列風切りが6枚で重ねると黒く見え、3列風切が3枚で他の風切羽より褐色味が強く、尾羽は6枚で内
側3枚は黒色、外側3枚は黒色に白色の模様が混じる。幼鳥は成鳥で黒色になる部分が淡色で、眉斑などは褐色味を帯びる。また頬は淡黄色で、瞼は赤く、背・下腹部
の淡い葡萄色味はない。 |