分 類 |
キジ目 キジ科 キジ属 |
学 名 |
Phasianus versicolor |
英 名 |
Green Pheasant 、Japanese Pheasant |
分 布 |
全国(北海道・対馬を除く)。日本では、留鳥(里山では通年) |
全 長 |
全長オスが81 cmほど、メスが58 cmほど。翼開長は77 cmほど。 |
飛 形 |
直線飛行 |
くちばし |
短くて頑丈 |
尾 羽 |
くさび尾(オスは特に長い) |
生息環境 |
農耕地,雑木林やその周辺の草地,竹藪,笹藪,河川敷の草地,草原,丘陵地などに生息する。 |
鳴 き 声 |
「ケーン、ケーン」(繁殖期)、「コォー、コォー」、メスは「チョッチョッ」と鳴く。 |
雌雄識別 |
オスの顔は皮膚が赤く裸出し、後頭左右に短い冠羽 メスは全体に褐色で黒褐色の斑がある |
特記事項 |
日本の国鳥。オスは翼と尾羽を除く体色が全体的に美しい緑色をしており、頭部の羽毛は青緑色で、目の周りに赤い肉垂がある。背に褐色
の斑があ る濃い茶色の部分があり、翼と尾羽は茶褐色。メスは全体的に茶褐色で、マドリのメスに似ている。地上を歩き、主に草の種子、芽、葉などの植物性のものを食べるが、昆虫やクモなども食べる。繁殖期のオスは赤い肉腫が
肥大し、縄張り争いのために赤いものに対して攻撃的になり、「ケーン」と大声で鳴き縄張り宣言をする。その後両翼を広げて胴体に打ちつけてブルブル羽音を立てる動作が、「母衣打ち」と呼ばれる。子育ては
メスだけが行う。地面を浅く掘って枯れ草を敷いた巣を作る。4-7月に6-12個の卵を産む。オスが縄張りを持ち、メスは複数のオスの縄張りに出入りするので乱婚の可能性が高い。非繁殖期には雌雄別々に行動する。夜間に樹の
上で寝る飛ぶのは苦手だが、走るのは速い。スピードガン測定では時速32キロメートルを記録した。人体で知覚できない地震の初期微動を知覚できるため、人間より数秒速く地震を察知することができる。 |