学 名 |
Mallotus japonicus |
別 名 |
ゴサイバ(五菜葉)、「サイモリバ(菜盛葉)、アカベ,アメコサイバ,ショウグンボク |
分 類 |
落葉高木、トウダイグサ科 アカメガシワ属。 |
原産・分布 |
本州の岩手・秋田県以南、四国、九州に分布。二次林に多く、山野、平地、川の土手に自生し、山野の林縁など明るいところによく生えている。 |
特 長 |
雌雄異株の落葉高木で、樹高は5 - 10m に達する。春に出る若葉は、鮮やかな紅色をしており美しく、 星状毛が密生する。葉は赤く長い葉柄をつけて互生し
、形は菱型状卵円形、先端は尖り浅く2 - 3裂する。3大葉脈があり、分岐点に腺体がある。裏に黄色の腺点があってアリが集まる こともある。幹は黄褐色から暗灰色でやや赤みを帯びる。花期は初夏(6
- 7月)、枝先に穂になって白色の小さな花を多数つけ 、雄花には黄色の葯が目立つ。雌花序は雄花序よりも小さ く、花数が少ない。果実は刮ハで、軟針がある三角状偏球形で径8mm
ほどの大きさがあり、花序に多数つく。果実は秋9 - 10月頃に褐色に熟すと、3 - 4裂して3 - 4個の黒紫色の種子を出 す。種子はほぼ 球形で、光沢がある黒色をしており、種皮は薄くて剥がれやすい。木の根は生命力が強く、シュートを生じて繁殖する。また、種子は高温にさらされると発芽しやすくなり
、伐採や森林火災により森林が破壊されると一気に繁殖する。材は軟らかく、床柱・下駄・ 薪炭に用いる。日本薬局方に記載の生薬で、樹皮は野梧桐(やごどう)、葉は野梧桐葉(やごど
うよう)という。葉は夏に採取して水洗いし後に天日乾燥させ、樹皮は秋に採取して細かく刻んで乾燥させることにより、調製される。樹皮を煎じたものは初期の胃潰
瘍、十二指腸潰瘍、 胃酸過多症に効果があるとされるほか、葉の乾燥品を風呂に入れて入浴すると、あせもに効能があるとされる。
【引用:ウイキペディア】 |
花 期 |
6-7月 |
名前の由来 |
新芽が鮮紅色であること、そして葉が柏のように大きくなることから命名された説もあるが、柏が
生息していない地域では、この木の葉を柏の葉の代用として柏餅を作ったことからアカメガシワと呼ぶようになったとの説もある。。 |