学 名 |
Vitis saccharifera Makino |
別 名 |
オトコブドウ。名前の由来:「エビヅル」)に比べて痩せているので「オトコ」が付けたという説がある。 |
分 類 |
落葉つる性木本、雌雄別種。 ブドウ科 ブドウ属 |
原産・分布 |
日本固有種。本州(東海地方以西)、四国、九州に分布。山地の林縁や蛇紋岩地に生える。 |
特 長 |
樹皮は褐色。縦の筋がある。葉は互生。葉身は長さ幅ともに4〜7cmの三角状卵形。ふちには先が小突起になる波状の浅い
鋸 歯がある。基部は浅いハート形。表面は主脈に短毛がある。裏面は脈腋に赤褐色のクモ毛がある。葉柄は長さ1.5〜4cm。雌雄別株。葉と対生して長さ4〜6cmの小形の円錐状花序を出し、黄緑色の小さな花をつける。
果実は液果。直径約6mmの球形で、黒く熟す。甘くて美味。種子は茶褐色で長さ4mmほど。近似種のサンカクヅルは葉が三角状で薄く光沢がなく、縁辺の鋸歯は歯牙状。
【引用:松江の花図鑑】 |
花 期 |
5~6月 |
名前の由来 |
本種を古書にでる「アマヅル」と誤認したことによるという。「オトコブドウ」は、ぶどう(ここでは「エビヅル」)に比べて痩せているので「オトコ」が付けたという説がある。 |