特 長 |
高さは5 - 10メートル ほどになる。枝葉は春・夏・秋と年に3度伸長する。若枝は、淡褐色の細かい毛に覆われている。 葉は互生し、葉柄は短い。葉の形は、長さ15
- 20cm前後の広倒披針形・長楕円形・狭倒卵形で先端は尖り、基部は次第に狭くなって葉柄に続いていく。葉身は厚くて堅く、表面が凸凹しており葉脈ごとに波打つ。葉縁には波状の鋸歯がある。葉の表面は
初めは毛があるが、生育するにつれて毛はなくなり光沢が出てくる。葉の裏面は、淡褐色の綿毛に覆われたままである。 花芽は主に春枝の先端に着く。花芽は純正花芽。花期は晩秋から冬(11
- 2月)で、甘い芳香がある地味な白い5弁の花を群がりつける。葯には毛が密に生えている。 自家受粉が可能で、果実ははじめ緑色で、初夏(5 -
6月)に黄橙色に熟す。果実は花托が肥厚した偽果で、直径3 - 4 cm、長さは6 cm前後の球形から卵形、広楕円形になり、全体が薄い産毛に覆われている。果実の中には
大きな赤褐色の種子が数個あり、可食できる甘い果肉部分は全体の約3割ほどである。寒さに弱いため産地は温暖な地域に限られ、九州、四国、和歌山、房総半島で栽培が盛ん。
【引用:ウイキペディア】 |