四季の樹木・木の実・木の花
ブナ(山毛欅、椈)
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学  名 Fagus crenata
別  名 シロブナ、ホンブナ、ソバグリ、ソバグルミ、ソバ、ソバノキ、コハブナ
分  類 落葉広葉樹の高木、ブナ科 ブナ属
原産・分布 北海道南部、本州、四国、九州に分布。
特  長 葉は互生し楕円形(長さ4-9 cm、幅2-4 cm)で、薄くてやや固め、縁は波打っていて、鋸歯というよりは葉脈の所 で少しくぼんでいる感じになる。秋には黄葉し、その後落葉する。冬芽は褐色の鱗片に包まれ、茎が伸びた後もそれがぶら下がっている。鱗片が取れても、数年は茎に痕が残る (芽鱗痕)。芽から展開した若葉には長い軟毛があり、後に無毛となる。雌雄同株で、5月頃に葉の展開と同時に開花する。雄花は枝先からぶら下がった柄の先に6-15個付いて、 全体としては房状になる。果実は総苞片に包まれて10月頃に成熟し、その殻斗が4裂して散布される。シイの実の表面を少しトゲトゲさせた感じである。殻斗に包まれた2個の果実 (堅果)は、断面が三角の痩せた小さなドングリのようなもの。しかしながら、中の胚乳は渋みがなく脂肪分も豊富で美味であり、生のままで食べることができる。なお、ブナの 古名を「そばのき」、ブナの果実を「山そば」「そばぐり」というのは、果実にソバ(稜角の意の古語)がある木、山で採れるソバ、ソバのある栗の意である。ブナは生長するに したがって、根から毒素を出していく。そのため、一定の範囲に一番元気なブナだけが残り、残りのブナは衰弱して枯れてしまう。ところが、一定の範囲に2本のブナが双子のよ うに生えている場合がある。これは、一つの実の中に2つある同一の遺伝子を持った種から生長したブナである。根は多く地表付近で密生するが、根の垂直分布は1.2m-1.4m程度ま でと比較的浅いため、倒木する際には周囲の土壌ごと持ち上げて塊状に倒れる。
【引用:ウイキペディア】
花  期 花は春につく。雄花は枝先からぶら下がった柄の先に数個着いて、全体としては房状になる。雌花は枝先からしっかりした柄の先につく
名前の由来 ブナの林に風が通り抜けるとき「ブ〜ン」という音がすることから「ブーンと鳴る木」→「ブナの木」→「ブナ」となった。

撮影:2011.5.20 撮影:2011.5.20 撮影:2008/10/7 撮影:2008/10/7
紅葉 撮影:2011.5/20 若い果実(堅果) 撮影:2011.9.25 (堅果)