四季の樹木・木の実・木の花
ドクウツギ(毒空木)
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学  名 Coriaria japonica
別  名 イチロベエゴロシ
分  類 落葉低木、ドクウツギ科 ドクウツギ属
原産・分布 北海道・本州(近畿以北)に分布。山地、河川敷、海岸の荒地などに自生する。
特  長 トリカブト、ドクゼリと共に、日本三大有毒植物の1つ。実のみならず葉や茎にも毒を含む。夏にできる赤い果実はよく目立ち、見た目も綺麗だが、コリアミルチン、 コリアチンなどの神経毒を含み、少しでも口にすれば、延髄の中枢が刺激され、激しく嘔吐した末に全身が痙攣し、意識を失う。4月から5月に画像のような花を咲かせる。花には雌雄があり、葉の付け根付近に咲くのが雄花。花 の後にできる実は熟すと黒紫色になる。葉は画像のように3本の葉脈が目立ち、15対ほどの葉が一まとまりになって羽根状の大きな葉を形作る。幹は直立し、枝は少ない。葉は写真のように対になって生じ、一本の小枝に30枚 以上できる。幹は数年で枯れ、次々に新たな幹が株元から生じる。
花  期 4-5月
名前の由来 毒があり、幹が空洞である空木である事から。

撮影:2007/6/9 撮影:2003/7/4 撮影:2014/5/23 雄花
撮影:2003/7/4 撮影:02007/6/9 撮影:02007/6/9 雌花