学 名 |
Paulownia tomentosa |
別 名 |
キリノキ |
分 類 |
落葉広葉樹、キリ科 キリ属 |
原産・分布 |
原産地は不明。日本では古くから栽培されており、各地で野生化。 |
特 長 |
成長の早い木。樹皮は灰褐色で、多くの皮目がある。材は軽くて狂いが少なく、湿気を通さないので、
古くから栽培され、家具・器具材として貴ばれた。葉は対生で、長い葉柄があり、葉身は広卵形でほぼ全縁、あるいは3〜5裂するものもある。長さ10〜20cmで大型、表面には短毛が、裏面には
星状毛を密生する。花は5月に、枝先に大きな円錐花序を作って多数付く。花冠は紫色で長さ5〜6cm、先端は5裂し、外面に毛がある。刮ハは卵形。熟すと2裂する。種子は一つの刮ハに、小さな
種子が多数入っている。種子には膜質の翼があり、風で飛ばされる。花芽は秋にはすでに、翌年の花芽が作られている。枝先には、今年の実と来年の花芽が混在する。桐は軽くて強度があり、
防湿性・防腐性・耐火性に優れ、加工しやすいなどの優れた特性から、家具材や建材、楽器などに利用されています。 |
花 期 |
5-6月 |
名前の由来 |
キリ〔桐〕は切ってもすぐに芽をだして成長するため「切る(きる)」
が転訛したともいわれます。また、木目が美しいので「木理(キリ)」が由来という説もあります。 |