四季の樹木・木の実・木の花
コクサギ(小臭木)
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学  名 Orixa japonica
別  名
分  類 落葉低木、ミカン科 コクサギ属
原産・分布 本州、四国、九州に分布。山野の林下や、沢沿いに普通に生える。
特  長 雌雄異株。幹は灰褐色。縦の縞模様と、横長の皮目が目立つ。葉は互生だが2対づつ左右に付く。 コクサギ型葉序と呼ばれる。4月に、黄緑色の花が咲く。前年枝の葉腋から、雌花は単生、雄花は総状花序が出る。花弁、萼片、子房はそれぞれ4個ある。雄しべは退化している。雄花は雄 しべが4本付く。果実は2〜4分果になる。一つづつは腎形。果皮は木質で、熟すと2裂し、その反動で黒い種子をはじき出す。種子殻は種子をはじき出した後。またもとの形に戻り、しばら く残っている。冬芽は芽鱗が4列にならび、断面は4角形。芽鱗は緑色〜濃紅紫色で、縁は灰白色のため、綺麗な模様になる。枝や芽を傷を付けると、特有の臭気がある。冬芽は、葉痕に 沿って付くため、葉序と同じように、片側2個づつの互生になる。
花  期 4月〜5月
名前の由来 シソ科の小低木であるクサギ(臭木)のような臭いがあり、比べて小型であることからついた。

撮影:2011/5/13 撮影:雄花 2012/5/2 撮影:雌花 2012/5/6 撮影:2012/7/8
撮影:2012/5/30 撮影:2012/11/4 撮影:2013/4/17 撮影:2013/4/17
撮影:2012/1/10 撮影:2013/12/6 撮影:2013/12/3 撮影:2013/12/3