学 名 |
Lycium chinense |
別 名 |
|
分 類 |
落葉 低木、ナス科 クコ属 |
原産・分布 |
中国〜日本原産。日本全国 日当たりのよい原野、河川堤防、土手、海岸、市街地や農耕地帯の道ばたなどのやぶに自生する。 |
特 長 |
高さ1 - 2m の落葉の低木で、茎は細長く伸びて直立しない。枝は長さ1 m以上、太さは数mm - 1cm ほどで、細くしなやかである。枝はよく分岐し、地上部は弓状にしなって垂れ下がり、やぶ状になる。3
- 4月ころに芽吹き、枝には2 - 4 cm程度の葉と、1 - 2 cm程度の棘が互生する。葉はやや先が尖った楕円形で、数枚が集まるように枝から出る。垂直方向以外に地上にも匍匐茎を伸ばし、枝先が地に接すると発根して、同様の株を次々と作って繁茂する。
葉は、長さ2 - 4 cmの倒披針形か長楕円形の全縁で、束生して数個が集まり、葉質は厚く、軟らかで無毛である。葉の付け根には、しばしばとげ状の小枝が生える。
開花期は夏から初秋(7 - 11月)で、葉腋から1 - 4個の細い花柄を出し、直径1 cmほどの小さな薄紫色の花が咲く。花は鐘形で、花冠は5裂する。花から5本の長い雄しべが出て、目立つ。
果実は液果で、9月ころに結実し、長径1 - 2.5 cmほどの楕円形で、橙紅色に熟す。果実の中に種子が20個ほど入り、一つの種子の大きさは2mm
弱ほどで、腎円形や楕円形で平たく、種皮は淡褐色で浅い網目模様があり、ざらつき感がある。 食用や薬用に利用される。非常に有用な植物で、葉や果実が食用、茶料、果実酒、薬用などに、また根は漢方薬に用いられる。
【引用:ウイキペディア】 |
花 期 |
夏-初秋 |
名前の由来 |
漢名に由来する。中国名で「枸杞」と書き、中国の古書に「枸橘(カラタチ)のようなとげがあり、杞柳(コリヤナギ)のように枝がしなやかに伸びるので、枸杞と名付けられた」との記述がある。 |