学 名 |
Quercus acutissima |
別 名 |
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分 類 |
落葉高木大高木、ブナ科 コナラ属 |
原産・分布 |
岩手県・山形県以南の本州・四国・九州に広く分布。低山地や平地で照葉樹林に混成して生え、
関東地方ではコナラやアカシデなどとともに、雑木林を構成する代表的な樹種としても知られる。 |
特 長 |
樹高は15 - 20m になる。萌芽力が強く、生長すると広大な樹冠を形成する。幹は直立し、樹 皮は暗い灰褐色で、
厚いコルク状で縦に不規則な割れ目が生じる。樹皮の見た目は、同属のコナラよりもゴツゴツした印象を与える。近縁のアベマキ と交雑したものはアベクヌギと呼 ばれ、両親の中間的な特徴をもつ。 葉
は互生し、8 - 15cm の長楕円状の披針形で、葉の左右は不整形で、葉縁には2mmほどある針状の鋸歯が並び、葉身は薄いが硬く、濃緑色で表面に はつやがある。葉はクリに非常によく似た印象で、見分け
がつきにくい。新緑・紅葉が美しく、紅葉期の葉色は緑色から黄変して、茶色へと変色する。紅葉後に完全な枯葉になっても離 層が形成されないため枝からなかなか落ちず、2月くらいまで枝についている
ことがある。これは同属のカシワと同様である。花期は4 - 5月で、雌雄別の風媒花である。雄花は黄褐色の 10 cmほどの穂状になって垂れ下がり、小さな花をつける。雌花は、上部の葉の付根に非常に小さ
い赤っぽい花をつける。雌花は受粉すると果実を付ける。果実は堅果で、他のブナ科の樹 木の実とともにドングリとよばれ親しまれている。ドングリの中では直径が約2 cmと大きく、ほぼ球形で、基部半分
は椀型の殻斗につつまれている。殻斗の回りには線状の鱗片が、線状 になってたくさんつく。この鱗片は細く尖って反り返った棘状であり、この種の特徴でもある。ドングリは結実した翌年の秋に成熟する。
実は渋味が強いため、そのままでは食用になら ない。成長が早く植林から10年ほどで木材として利用できるようになる。
【引用:ウイキペディア】 |
花 既 |
4月〜5月 |
名前の由来 |
クヌギの由来については、日本書紀の伝承説話からきた国木(くにき)、 ドングリが食べられるこ
とから食之木(くのき)、栗の木に似ていることからクリニギ(栗似木)、といったいくつかの説がある。 |