学 名 | Lindera umbellata | |||
別 名 | クロキ(古)、クロモンジ、トリシバ、フクギ、ネソ、モンジャ | |||
分 類 | 落葉低木、クスノキ科 クロモジ属 | |||
原産・分布 | 本州、四国、九州に分布。低山や疎林の斜面に生育。 | |||
特 長 | 高さは2〜6mになる。やや暗い林内にも生えるが、林縁など明るいところ の方が枝が茂り株は大きくなる。 枝の香りが良いことから、楊枝、箸、串、薬用など古くからいろいろ用いられた。樹皮は灰褐色または黒緑色で、丸いか縦長の皮目 がある。雌雄異株、雌雄異花で雄花には雄しべが9個ある。雌花には1個の雌しべと、仮雄しべ9個が付く。果実は5〜6mmの液果。9〜10月に黒く熟す。 葉は互 生だが、枝先に集まる。葉身は、長楕円形で薄い洋紙質、鋭尖頭、基部はくさび形。縁は全縁、初めは両面に軟毛がある。後に表面は無毛、裏面は葉脈上に毛が散生す る。4月に、葉の展開と同時に、小枝の節に散形花序を出し、淡黄緑色の小さな花を多数付ける。仲間のアブラチャンやダンコウバイが黄色い花が先に開くのと異なり、 新葉の緑が混ざる。クスノキ科の特徴で、枝を折ると、独特の香気がある。高級楊枝や細工物に使う。 | |||
花 期 | 4月 | |||
名前の由来 | 緑色をした樹皮に黒い斑点があり、その斑点がまるで文字が並んでいるように見えたことから黒文字と呼ばれるようになったという説がある。 |
撮影:2008/4/15 | 撮影:2011/5/7 | 撮影:2011/5/13 | 撮影:2013/6/19 |
撮影:2012/7/20 | 撮影:2012/4/26 | 撮影:2013/5/4 | 撮影:2013/4/23 |
撮影:2013/9/27 | 撮影:2013/11/17 | 撮影:2014/6/1 | 撮影:2014/10/26 |