学 名 |
Quercus crispula |
別 名 |
オオナラ(大楢) |
分 類 |
落葉広葉樹の高木、ブナ科 コナラ属 |
原産・分布 |
北海道、本州、四国、九州に分布。山地に普通に生える。 |
特 長 |
大きいものは高さが30m以上になる。ブナ、イヌブナと同じような分布を示す。樹皮は灰褐色で、 縦に不規
則な裂け目がある。薄片状のものが重なっていて、剥がれる。材は堅く、やや赤みを帯びた淡褐色で、磨くと美しい艶が出る。ヨーロッパでは、コナラ属をオークと
呼び、良質の建築材とした。ミズナラは、欧州オークより良質で、かつては輸出された。葉は互生し、やや枝の先に集まる。葉身は倒卵状長楕円形、基部はくさび形に狭くな
り、葉柄は無いか、ごく短いのがミズナラの特徴。縁には大型の鋸歯がある。表面は無毛、裏面は葉脈上に短毛が散生する。雄花序は新しい枝の下部の葉腋から数個下垂する。
雌花序は新枝の上部の葉腋につき、1〜3個の小さな花を出す。堅果は、やや大きめの卵状楕円形。殻斗は、総苞片が瓦状に並ぶ。ミズナラの実は、タンニンが含まれていて毒性
(渋み)が強い。コナラ属のドングリは落果するとすぐに根を伸ばし、地上部が出ないまま冬を越す。他の植物に先立って翌春の成長を始めるためとされている。根を出せる環境
になく、そのまま乾燥すると枯死する。年を越したドングリを春に播種しても芽が出ない。
【引用:jugemusha.com】 |
花 期 |
5月頃に長さ5cmほどの花を咲かせ、秋には実(ドングリ)が熟す |
名前の由来 |
材は水分を多く含み、容易に燃えにくいナラという意味でつけられた。 ... ミズナラの若葉や若枝がしなやかなところから、
「しなやか」の古語のナラナラからきたという説や、他の木の落葉後も葉が枝に残って風に「ナル」ことから、ナル→ナラになったとの説などがある。 |