四季の樹木・木の実・木の花
モクレン(木蓮)
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学  名 Magnolia quinquepeta
別  名 木蘭(モクラン)、
分  類 落葉低木、モクレン科 モクレン属
原産・分布 中国南西部原産、
特  長 外側が紅紫で内側が白色の花を春に咲かせるモクレンは、平安時代中期に編纂された『和名類聚抄 (わみょうるいじゅしょう)』にもその名が見られるように、古い時代に中国から渡来しました。もともとは、観賞のためではなく、漢方で「辛夷」(しんい)と呼ばれる蕾を 、頭痛や鼻炎の薬とするために植えられたようです。別名の「シモクレン(紫モクレン)」は花色にちなんでいます。近年は、同じく中国原産のハクモクレンがより広く栽培さ れますが、モクレンとハクモクレンは、花色以外も大きく異なります。ハクモクレンは樹高20mに達する高木で、単幹で幹が太くなりますが、モクレンは樹高4〜5mほどの中高木 で、株立ちになりやすく、やや横に広がります。また、ハクモクレンは、花弁は9枚で、開花後に葉が出るのに対して、モクレンは、花弁が6枚、開花中に葉が出て花が終わるこ ろには葉に隠れてしまいます。
花  期 4月
名前の由来 花がハス(蓮)に似ていることに由来。

シモクレン2003/4/29 シモクレン2019/4/7 シモクレン2020/3/25 シモクレン2016/4/10
ハクモクレン2019/1/31 ハクモクレン2008/4/4 ハクモクレン2020/4/3 ハクモクレン2018/10/8