学 名 |
Viburnum furcatum |
別 名 |
オオカメノキ(名前の由来:卵円形の大きな葉を亀の甲羅に見立てた) |
分 類 |
落葉広葉樹の小高木、レンプクソウ科 ガマズミ属 |
原産・分布 |
北海道、本州、四国、九州に分布。山地のブナ林内や針葉樹林内に自生する。 |
特 長 |
樹高は2 - 4メートル くらいになる。枝は水平に出てやや斜上し、シカの角状に伸びていく。 樹皮は
灰褐色で皮目が目立つ。一年枝は紫褐色を帯び、ほぼ無毛で、短枝もよくできる。若い樹皮は皮目が縦に連なり、次第に筋になってくる。葉は枝に対生し、形は円
形で葉の先端は尖り、葉縁は全縁になる。他の似た種と比べると葉脈がシワ状に目立ち、また、形が亀の甲羅に似ている。芽吹いたばかりの葉は独特のベージュ色で、き
れいに対生した姿は春先によく目立つ。花期は4 - 6月で、白色の小さな両性花のまわりに大きな5枚の花弁を持つ装飾花が縁どる。また花序の基部に柄が発達せず、葉腋
から直接でるのも特徴である。夏に赤い果実をつけ、秋には黒色に熟す。野鳥が熟した果実を食べるため、冬には残らない。冬芽は裸芽で柄があり、星状毛が密生する。
花芽はほぼ球形で、頂生側芽を伴って冬芽の頂きに生え、かわいらしい形で目を引く。枝の側芽はあまり発達しない。葉芽は長楕円形で柄があり、幼い葉が向き合ってく
っついている。冬芽のわきにある葉痕は、倒松形や三角形で、維管束痕が3個つく。
【引用:ウイキペディア】 |
花 期 |
4ー6月 |
名前の由来 |
ハムシの一種が葉の葉脈だけ残して葉脈標本のように食べてしまうことが多いことから、「虫食われ」が転訛し、別名ムシカリと呼ばれている。 |