学 名 |
Jaglans mandshurica Maxim. |
別 名 |
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分 類 |
落葉広葉樹の高木、クルミ科 クルミ属 |
原産・分布 |
樺太、北海道、本州、四国、九州に分布。湿気の多いところに生え、主に山間の川沿いなどで見られる。 |
特 長 |
葉は、大型の奇数羽状複葉で互生する。小葉は長さ7 - 12センチメートルの卵状長楕円形で、 表面は無毛で、裏面は星状毛が多い。特に初夏の開花時期には垂れ下がった雄花序と共によく目立つ。花期は5
- 6月頃、風媒花で雌雄同株である。雌花は新枝の先に10個ほど穂にな って咲き、雌蕊は真っ赤で二股である。雄花は前年の枝に多数が、房の形で垂れ下がる。果実は核果状の堅果で、長さ3
- 4 cmの卵球状をしており、堅果の周囲を肥大して肉質になっ た花床が包み、10月頃に熟す。花床を剥いた中にある種子(仁)は食用になり、齧歯類の食糧として重要である。彼らは食糧を貯蔵すべくオニグルミの実を地中に埋める習性を有し、
その一部が発芽する事で子孫を残している。また、オニグルミの実は水に浮く性質を有しており、洪水などで実が流されて、河川の下流でも発芽する場合がある。洪水の際に、少々の
深さに実が埋まったとしても、大きな実に蓄えられた養分を利用して、太陽光を利用できる地上まで発芽する能力を有する。オニグルミが川沿いで見られる理由の1つが、これである。
種子が薬用され、生薬名を胡桃仁(ことうじん)と称し、喘息、便秘、インポテンツ、腎結石に薬効があるといわれている。
【引用:ウイキペディア】 |
花 期 |
5-6月 |
名前の由来 |
オニグルミの果実の中の核の表面が、でこぼこがあって、みにくいので、鬼の面にたとえて、この名前がついたと言われている。 |