特 長 |
高さは7メートル前後になるといわれている。野生では10m近い高木になるが、 茶の生産のために栽培すると
きは低木仕立てで、低く刈り込まれる。丈夫な枝、短い茎、細長い葉を持ち、藪や岩だらけの傾斜地などに自生し、0.9
- 5.5mに成長する 。樹皮は灰白色で滑らかで、幹の内部は堅い。若い枝の樹皮は褐色で一年枝では緑色で毛が生えているが、古くなると灰色になる。葉は枝に互生する。葉には短い葉柄が
あり、葉身は長さ5 - 7cm、長楕円状披針形、先端は鈍いかわずかに尖り、縁には細かくて背の低い鋸歯が並ぶ。葉質は薄い革質、ややばりばりと硬くなる。表面は濃
緑色で、やや艶がある。その表面は独特で、葉脈に沿ってくぼむ一方、その間の面は上面に丸く盛り上がり、全体にはっきり波打つ。花期は晩秋(10 -
12月初旬頃)で 、白い5花弁の花が咲く。花芽は夏頃に見られ、丸くて柄があり、ほぼ下向きにつく。花は新枝の途中の葉柄基部から1つずつつき、短い柄でぶら下がるように下を向く。
花冠は白く、径2 - 3cm、多数の雄しべがつき、ツバキの花に似るが、花弁が抱え込むように丸っこく開く。果期は花の翌年9月ごろに成熟し、果実は花と同じくらいの
大きさに膨らむ。普通は2 - 3室を含み、それぞれに1個ずつの種子を含む。果実の形はこれらの種子の数だけ外側に膨らみを持っている。冬芽は互生する葉の付け根につ
き、白い毛がある。
【引用:ウイキペディア】 |