特 長 |
雌雄異株。春を告げる花として知られている。薬用として平安時代初期に渡来したといわれているが、
実際に渡来した時期は定かではなく、 江戸時代前期に栽培の記録があることから、江戸時代だという説もある。繁殖力が旺盛で、よく繁る。樹高は1- 3mまで育ち、半つる性の枝は
湾曲して伸び下に垂れ、地面に接触すると、そこからも根を出し新しい株ができる。枝は竹のような節を持つ。また、枝の髄が早期に消失するため、節の部分を除いて中空になる。
このことから“空の木”、レンギョウウツギ(連翹空木)という別名が付いた。まだ葉が芽吹く前の早春(3 - 4月頃)、2 - 3cmの黄色い4弁の花が、細い枝に密に多数開く。 その
花が咲き終わる頃、入れ違うかのように今度は、緑色の葉(長さ3- 10cm、幅2 - 5cmの長卵型。葉先は鋭尖で、葉縁にまばらな鋸歯がある)が対生に芽吹き、それが秋になると濃緑
色、概憤色(くすんだ黄緑色)、紫色と順に変色し、最後に落葉する。付いた果実は漢方薬として用いられる。漢方医学では「連翹」と呼ばれ、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤、
腫瘍・皮膚病などの鎮痛薬に用いる。
引用:ウイキペデア】 |