四季の樹木・木の実・木の花
サンカクヅル(三角蔓)
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学  名 Vitis flexuosa
別  名 ギョウジャノミズ(行者の水)名前の由来:山中で修行中の行者がこれの蔓を切って滴る樹液で喉を潤したという伝説からきたもの。 
分  類 落葉つる性木本、ブドウ科 ブドウ属
原産・分布 本州~九州に分布。山地の林縁に生える。
特  長 本年枝は褐色で縦に筋が入る。はじめ褐色の毛がある。ブドウ属の巻ひげは2節出て、1節出ないをくりかえす。葉は互生。葉身は長さ 4〜9cm、幅3〜8cmの三角形〜卵状三角形。ふちには歯牙状の浅い鋸歯がある。基部は浅いハート形。表面は無毛。裏面の脈上にはかたい短毛が生え、脈腋に縮れた軟毛がある。葉柄は長さ2〜5cm。 雌雄別株。葉と対生して長さ4〜9cmの円錐花序をだし、小さな花をつける。花序の軸には赤褐色のクモ毛がある。果実は液果。直径約7mmの球形で、黒く熟す。種子は長さ4〜5mm。花期は5〜6月。冬 芽は長さ1〜3mmの卵状三角形、芽鱗は2個見え、内部には淡褐色のクモ毛が生える。近似種のアマヅル(オトコブドウ)は葉が三角状卵形で光沢があり、ふちには先が小突起になる波状の浅い鋸歯が ある。実は10~11月に黒く熟して食べられる。
【引用:松江の花図鑑】
花  期 5~6月
名前の由来 文字通り葉の形が三角形の形状であることから。

撮影:2013/6/23 撮影:2012/6/15 撮影:2012/6/15 撮影:2013/6/23
撮影:2011/10/10 撮影:2012/6/15 撮影:2018/5/27 撮影:2015/6/5