学 名 |
Clematis tisaensis Makino |
別 名 |
アズマハンショウヅル |
分 類 |
つる性低木、キンポウゲ科 センニンソウ属 |
原産・分布 |
本州〜九州に分布。山野の林縁に生える。 |
特 長 |
茎は淡紫褐色、無毛。葉は夏緑性、1回3出複葉、小葉は卵形?卵状披針形、長さ2?9cm、幅0.8?5cm、あらい鋸歯があり、 葉柄は長さ1.5?10cm。
花は葉腋に単生し、径1.5?3cm、鐘形、両性、下向きに咲き、花柄は長さ2?11cm、開出毛があり、線形の小苞があるが鱗片におおわれて外からは見えない。萼片
は4個、楕円形、長さ2?3cm、幅0.4?1.2cm、先端は鋭形または円形で反曲し、黄白色、背面は有毛または無毛、縁に伏毛がある。雄蕊は長さ10?15mm、花糸は有毛、下半部は広がり、葯
隔は突出しない。そう果は狭卵形、長さ6mm、無毛または有毛、残存花柱は長さ2?4cm。同じ仲間のハンショウヅルは花期が少し遅く、花が暗紅紫色で、葉腋から長い花柄をだす。また同
時期のシロバナハンショウヅルは花冠が椀形で、花色がより白い。
【引用:松江の花図鑑】 |
花 期 |
4−6月 |
名前の由来 |
「鳥形半鐘蔓」の意。牧野富太郎 による命名で、牧野 が高知県(現)仁淀川町の鳥形山で採集したものをタイプ標本とした
ことから「鳥形」となり、ハンショウヅルに似ることから「鳥形半鐘蔓」となった。なお、「半鐘蔓」とは花が「半鐘」に似て、つる性であることからいう。 |