学 名 | Ligustrum lucidum Ait | |||
別 名 | 女貞(中) 唐鼠黐 | |||
分 類 | 常緑小高木、モクセイ科 イボタノキ属 | |||
原産・分布 | 中国 中南部原産。明治時代初期渡来。暖地に広く植栽されている。 | |||
特 長 | よく分枝し、高さ10〜15mになる。樹皮は褐灰色。多くの皮目がある。枝には粒状
の皮目がある。葉は対生。葉身は長さ6〜12cm、幅3〜5cmの卵状楕円形で、基部近くがもっとも幅が広い。縁は全縁で、先はしだいに細くなって長くとがる。厚い革質で、表
面は濃緑色、光沢がある。裏面は淡緑色。日にかざすと脈が透けて見える。新枝の先に長さ10〜20cmの大形の円錐花序を出し、白い小さな花を多数つける。花冠はネズミモチ
より少し小さく、長さ3〜4mmの筒状漏斗形で、なかほどまで4裂し、裂片は平開する。雄しべは2個。葯は花筒から突き出る。花柱は花筒から少し突き出る。果実は長さ8〜10m
m、直径5〜6mmの楕円形。ネズミモチよりやや太い。10〜12月に黒紫色に熟す。果実は白い粉をかぶる。種子は黒色で、表面には大きなしわがある。よく似たネズミモチは花冠
の筒部が5〜6mmと長い。果実は長楕円形。種子の表面に小さな突起がある。【引用:松江の花図鑑】 果実は強壮、強精、緩下、強心作用があり、足腰の筋力の低下、白髪、 視力低、かすみ目、便秘などに用いる。煎液のほか、粉末、薬用酒にしても効果がある。葉は消炎、鎮痛作用があ、あぶって柔らかくしたものを腫れ物に貼付したり、浴湯料と して皮膚疾患に用いたりするほ、胃潰瘍には煎じて服用す。歯痛には葉を噛む。 【引用:公益社団法人日本薬学会】 |
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花 期 | 6~7月 | |||
名前の由来 | 熟した果実が鼠の糞に似ていて、葉がモチノキ(黐の木)に似ており、唐の国から来たことに由来。 |
撮影:2007.7.8 | 撮影:2007.7.8 | 撮影:2016/11/21 | 撮影:16/10/17 |