特 長 |
梅には500種以上の品種があるといわれている。早春、葉に先だって前年枝の葉腋に、1- 3個の花がつく。毎年1 - 3月 ごろに、5枚の花弁のある1cm
から3cmほどの花を葉に先立って咲かせる。花の色は白、淡紅、紅色など。花柄は短い。葉は互生で先が尖った卵形で、周囲が鋸歯状。果実は6 - 7月 頃に結実し、形は丸く、片側に浅い溝があり、細かい毛が密生
する。果実の中には硬い核が1個あり、中果皮で、表面にくぼみが多い。未熟果に青酸を含むため、生で食べると中毒を 起こすと言われている。青ウメの果実は燻製にして漢方で烏梅(うばい)と称して薬用される
ほか、民間で梅肉エキス、梅干し、梅酒に果実を用いる。可食部である果肉部分は、子房 の壁が膨らんだもので、構成する細胞の遺伝子は母となる雌由来である。中にある種子は、半分は花粉由来なので、種子から
発芽した株は母株と同じ性質になるとは限らない。しかし 、果肉については母由来のため、雄親である花粉が様々異なっても、同じものができる。栽培では、自家結実する品種と自家結実しない品種がある。ウメは
自家不和合性が強いため、果実を目的とした栽培では、1品種だけの栽培を避けて、花粉親として少しだけ性質が異なる異品種を混植して栽培を行う。樹木全体と花は鑑賞の対象にもな り(花梅)、日本には花見や
梅まつりが開かれる梅林や梅園が各地にある(偕楽園、吉野梅郷など)。枝や樹皮は染色にも使われる。
【引用:ウイキペディア】 |