学 名 |
Camellia japonica L. |
別 名 |
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分 類 |
常緑高木、ツバキ科 ツバキ属 |
原産・分布 |
日本固有種。本州〜沖縄に分布。海岸沿いに多いが山地にも生える。 |
特 長 |
日本最古の観賞用花木あるいは代表的な茶花として知られ、江戸時代には本種とユキツバキを掛け合わせるなどし て数多く
の品種が作られたが、単にツバキという場合は本種を示す。葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。葉の先は尖り、縁には疎らなぎざぎざ(鋸歯)がある。 葉の表面は濃い緑色で艶がある。
葉脈は比較的不鮮明である。12月から3月にかけて赤又は白の五弁花を咲かせる。花は枝先に一輪ずつ、やや筒状に開くのが特徴。しばし混同 されるサザンカのように全開せず、その控えめな様子が
好まれて茶花に使われる。野生種では咲き終わった花が丸ごと落下するのもサザンカとの違いである。9月から10月にか けて熟す果実には3~5個の種子が含まれる。この果実を砕いて蒸し、重しを
乗せることで抽出されるツバキ油にはオレイン酸が含まれ、食用(てんぷら油など)、整髪用、薬用 、工業用に使われる。葉は長楕円形で先端が尖り、周囲には細かなギザギザがある。長さ5~11セ
ンチ、幅3~8センチほどで、枝から互い違いに生じる。両面に毛がなく、年 中ツヤツヤとしていることから、光沢を表す古語の「ツバ」を冠した「ツバの木」からツバキとなった。ヤブツバキの樹高
は最大で15m以上になる。樹皮には細かな皴や模様が 出ることもあるが触り心地は滑らか。材は緻密で耐久性が高く、光沢のある仕上がりはツゲに似ている。ツゲほどの高級品とは見なされないが、
櫛、将棋の駒、印鑑等に利用され る。
【引用:庭木図鑑 植木ペディア】 |
花 期 |
12~3月(生育状況により開花時期には、個体差があります。) |
名前の由来 |
葉質が厚いことから、厚葉木(あつばき)から、転訛(てんか)して、ツバキになったという説や、つやつや光る葉の木から、
津葉木(つばき)になったという説、また、朝鮮語の、ツンパク(冬柑)が転訛(てんか)して、ツバキの名になったがありますが、一般的には、津葉木(つばき)説が有力になっています。 |