四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
アキノタムラソウ(秋の田村草)
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学  名 Salvia japonica
別  名
分  類 多年草、シソ科 アキギリ属
原産・分布 本州〜九州の山野の道ばたなどに生える。
特  長 茎は角張って四角形、まっすぐに立ち上がる。根元で分枝して、数本の束を作る事もある。 葉は対生で、その形は単葉のものから複葉に分かれるもの、それも三出複葉から一−二回羽状複葉にまでなるが、とにかく変異が多い。葉の長さは葉柄を合わせて3-15cm と変異の幅が大きい。葉身はおおよそ卵形、深緑で表面はつやがなくて草質、まばらに毛がでることもあるが、無毛のこともある。縁には粗くて丸い鋸歯が出る。茎の先 端が分枝し、長く伸びて穂状に花を着け、花序の長さは10-25cmにもなる。花は長さ10-13mm、青紫色で唇形、やや斜め上を向いて咲き、花冠の内側の基部近くに毛環があ る。雄蘂は2本で、はじめ花冠の上唇に沿って上に伸びて前方に突き出すが、葯が開いてしまうと下向きに曲がる。
花  期 7〜11月
名前の由来 古くは集合した軍隊を「タムラ(屯・党)」と言ったそうで、秋の草原に花が群れ咲いている様子 をアキノタムラソウと名付けたのではないか?との説がある。

撮影:2007/9/20 撮影:209/9/14 撮影:2007/9/20 撮影:2012/7/27