学 名 |
Houttuynia cordata |
別 名 |
生薬名:十薬 じゅうやく (重薬、蕺薬) とよばれる。 |
分 類 |
多年生草本、ドクダミ科 ドクダミ属 |
原産・分布 |
本州以南の日本各地分布。湿り気のある路傍や林縁、水路沿いなどに生育。 |
特 長 |
独特の臭気がある。ドクダミは地下茎で良く繁殖して群落を形成する。6月から初夏にかけて白い花を咲かせる。4枚の花弁に見えるものは苞葉(ほうよう)
であり、その上にたくさんの花が集まって付いている。1つ1つの花には花弁はない。おしべは6~7本とのこと。雌しべの柱頭は3~4本で、反曲している。花は咲かせるが、有性生殖は行わず、卵細胞が受精せずに発達し
て種子を形成する(単為生殖)。和名であるドクダミの語源は「毒痛み」あるいは「毒ため」であるといわれる。様々な薬効があり、民間薬として腫れ物、皮膚病などに利用され、「十薬」とも呼ばれる。
葉は心形で暗緑色。しばしば赤味を帯びて斑紋ができる。葉柄や縁は赤色であるのが普通。
【引用:岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科】 |
花 期 |
6-7月 |
名前の由来 |
解毒や痛み止めに効果があるという意味の「毒痛み」が転訛した説、あるいは解毒(毒を矯める)という意味の「毒矯め」が転訛したという説など・・ |