四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
ギンリョウソウ(銀竜草)
HOME  BACK
学  名 Monotropastrum humile
別  名 ユウレイタケ(幽霊茸)。先端だけが青白いという特徴があり、その先端が下に垂れるような姿をしている植物です。薄暗い森の中で、 咲き姿が幽霊に見えるようだ、といわれたことから。
分  類 腐生植物。多年草、シャクジョウソウ科 ギンリョウソウ属
原産・分布 国内では日本全土に分布。山地のやや湿り気のある場所に生育する。
特  長 森林の林床に生え、周囲の樹木と外菌根を形成して共生する菌類とモノトロポイド菌根を形成し、 そこから栄養を得て生活する。 つまり、直接的には菌類に寄生し、間接的には菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活している。地下に短 い地下茎と太く絡まりあった根から成る塊があり、花が咲く以外にはその姿は地上では見られない。4-8月ごろに地下から花茎を伸ばし、最大約15cmほどまで伸びる。色素はなく 全体が透けた白色だが、花が咲くと柱頭は紺色である。茎には鱗片状の葉を多数つける。花茎は多数が集まって出る。枝分かれせず、先端に一輪の花をつける。花は横からややう つむきに咲き、全体は円筒形。先端がやや広がる。やはり白だが、若干赤みを帯びることもある。花の先端からは雄蘂と雌蘂の先端が見える。雌蘂の先端は円形でやや平たく、青み を帯びるのが際立って見える。マルハナバチなどが訪花して受粉に与る。花期が終わると地上の植物体は黒く変色し、液果をつける。モリチャバネゴキブリとは相利共生の関係にあ り、果肉を提供する代わりに種子を散布する似た種にギンリョウソウモドキがある。ギンリョウソウモドキは同じ科のシャクジョウソウ属シャクジョウソウに近く、花期が秋にずれ、 果実は刮ハである。
【引用:ウイキペディア】
花  期 5-8月
名前の由来 全体が銀白色に輝いて見え、鱗のような葉と、先端の釣鐘状の花を銀色の龍に見立てた

撮影:2005/7/3 撮影: 撮影:2014/5/22 撮影:2012/9/29