四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
ヒメスミレ(姫菫
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学  名 Viola inconspicua subsp.nagasakiensis
別  名
分  類 多年草、スミレ科スミレ属。
原産・分布 本州〜九州に分布。日当たりのよい丈の低い草地に見られます。
特  長 地下茎は短く、立ち上がる茎はなく、また匍匐茎も出さない。少数の根出葉を出し、それらは長い柄があっ て三角形に近い葉身を持つ。柔らかく、全体に毛がない。春に紫色の花をつける。花は濃紫色、側弁の内側には毛がある。[スミレとの違い]全体に小さいこと。葉の大きさでは1.5-4cm (スミレでは2-9cm)、花は径1-1.5cm(スミレでは2cm)、と、それぞれ一回り小さい。葉は三 角形で、基部はハート形、葉柄に翼がないスミレでは葉は三角に近いが細長くなることが 多く、基部はハート形にはなりにくく、また葉柄にははっきりした翼がある。[生育環境]やや乾燥した日なたの、背の低い草地に生える。人里にはえる植物であり、山間部や森林周辺に 出ることはまずない。道ばたやあまり手入れされない芝生の周辺、公園などに出現することも多い。アスファルトのひび割れから顔を出すこともある。
花  期 4月
名前の由来 スミレに似ていて花が小さいことから。

撮影:2014/4/28 撮影:2015/3/25 撮影:2015/3/25 撮影: