四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
イヌトウバナ(犬塔花)
HOME  BACK
学  名 Clinopodium micranthum
別  名
分  類 多年草、シソ科 トウバナ属
原産・分布 北海道〜九州までの山地の木陰に生える
特  長 枝先や上部の葉腋にやや短い花穂をつける。花はやや接して数段、まばらに輪生し、花穂の軸には密に毛が生える。 仮輪の下につく小苞葉は線形で、小花柄より短く、開出する毛がある。萼は筒状2唇形で、長さ4-5mmになり、開出する長い軟毛が密に生え、腺毛が混生する。萼の上唇は3裂して裂 片は鈍頭から鋭頭、下唇は2裂して裂片は尾状鋭尖頭になり、縁に開出毛が散生する。花冠は白色でわずかに淡紫色を帯び、長さ5-6mm、上唇は浅く2裂し、下唇は3裂する。雄蕊は 4個のうち下側の2個は少し長い。果実は4個の分果で、長さは約0.6mmになるトウバナとよく似ているが、山の林縁や谷などに生育すること、トウバナの花は春に咲くのに比べ、イヌ トウバナは夏から秋にかけて咲く。
花  期 8〜10月
名前の由来 同じ仲間のトウバナに「似ているが異なるもの」という意味で、「他より劣っている」という意味をあらわすときに使わ れる「イヌ」という言葉が名前に付けられたといわれる。

撮影:2012/8/9 撮影:2012/8/9 撮影:2012/8/29 撮影:2012/9/10
撮影:2012/9/10 撮影:2013/8/8 撮影:2013/8/16 撮影:2013/9/13