四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
カノコソウ(鹿の子草)
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学  名 Valeriana fauriei Briq
別  名 ハルオミナエシ(オミナエシに似た姿で淡紅色の小花を多数咲かせることから)
分  類 多年草、オミナエシ科カノコソウ属
原産・分布 北海道~九州の山地の谷の湿った草地に生える
特  長 細長い地下茎を出し、根はかなり太く多数出る。茎は直立し、高さ40〜80cm、節に白い長毛がある。下部の葉には長柄があり、羽状に全裂し、 裂片に深い鋸歯があり、卵状長楕円形。上部の葉は葉柄が短く、裂片は広披針形である。花は淡紅色で小さく、密な散房花序につき、苞は線形。花冠は径3mm、長さ4〜7mm、花筒の片側は少しふくれる。雄蕊は3本。そう 果は披針形で長さ4mm。白色の羽状冠毛がある。根と球根は吉草根(きっそうこん)という生薬になり、日本薬局方に収録されておりヒステリーなどに対する鎮静作用、睡眠の改善作用、リラックス効果がある。
花  期 5-7月
名前の由来 上から見ると、ポツポツとした蕾が鹿の子絞りに見えることから

撮影:2015年6月14日 撮影:2015年6月15日 撮影: 撮影: