学 名 |
Pinellia ternata |
別 名 |
ハンゲ(半夏)、ヘソクリ(この草が、昔は漢方薬に使うため、根茎を掘って薬屋に売って小銭をためたというところから)、へブス等・・ |
分 類 |
多年草、サトイモ科 ハンゲ属 |
原産・分布 |
日本では北海道から九州まで広く分布。半日陰から日当たりの良い山地の道端や畑地、川原、花壇の中などに自生。 |
特 長 |
地下の根茎または、葉柄や地面の近くにむかごを作って繁殖し、駆除が困難なほど繁殖力は旺盛である。 地下茎は1cm 内外の球形で、
その上から根と茎葉が出る。草丈は20- 40 cm。葉は、球茎から伸びて立ち上がり、長い葉柄がついて先端につく。葉身は卵形から矛形、3小葉の複葉へと変化し、若いものは1葉のものもある。3小
葉の基部や、長さ8 - 16 cmの葉柄の途中には、三角形のムカゴをつけ、落ちて繁殖する。雌雄同株。花茎が1本立ち上がり、葉よりもずっと高 く、頂にマムシグサの花ような長さ6-10 cmある仏炎苞
に包まれた肉穂花序をつける。 花軸の上部は雄花群、下部に雌花群をつける。テンナンショウ属のものによく似た花で、苞の色は紫色か緑色である。花序の軸の先端が糸状に細長く伸びて苞の外に
出ているので、ウラシマソウを小さくしたよう な花序の姿をしている。ただしこの属の特徴として雌花序部が背面で仏炎苞に癒合しているので、筒部の下半分がやや細くなって見える。夏に花が終
わると地上部は枯れる。 【引用:ウイキペディア】 |
花 期 |
5-8月 |
名前の由来 |
仏炎苞とよばれる花の独特の形状が、役に立たないという意味で、カラスが使う柄杓に見立てられて名付けられている。 |