四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
キカラスウリ(黄烏瓜)
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学  名 Trichosanthes kirilowii var. japonica
別  名
分  類 つる性多年草、雌雄異株。ウリ科 カラスウリ属
原産・分布 北海道から九州に分布。やぶ、草地などに生える。
特  長 葉は切れ込みが入ったハート型で、表面は光沢をもち、葉の表面に多数の短毛を持つカラスウリと容易に区別できる。雌雄異株で 、ひとつの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつく。日没後から開花し、翌日午前中から午後まで開花し続ける。花は白色、あるいはやや黄味がかった白色で直径5〜10cm程度。花冠は3〜6枚 に裂ける。花の先は糸状になり、長さは多様であるがカラスウリよりも総じて太い。雌花はつぼみの段階で子房を持っているため、つぼみが付いた時点で、その株の雌雄が判別できる。結実した 果実は緑色で、表面には若干の凹凸がある。結実後2ヶ月程度で黄変し、9〜11月頃には黄熟する。熟した果実の種子周囲の果肉部分には甘みがあり食べる事ができる。キカラスウリやオオカラス ウリの皮層を除いた塊根は栝楼根(カロコン)という生薬で、解熱、止渇、消腫などの作用がある。柴胡桂枝乾姜湯、柴胡清肝湯などの漢方方剤に使われる。種子を日干しにしたものは栝楼仁 (カロウニン)という。古くは塊根をつぶし、何度か水でさらした後乾燥させる事によって天花粉に加工し、おしろいの原料、あせもの予防、治療などに用いられた。また、デンプンを多く含む ため、飢饉の時の危急食に利用したり、種子は脂肪を多く含むため、油脂を集めて灯火に用いる事なども研究された。熟していない果実は、塩漬け、粉漬け、汁の実の材料となる。初夏から夏の 若い芽は湯がいてあえ物や炒め物に、また生のまま天ぷらや煮物に利用できる。
【引用:ウイキペディア】
花  期 6月~9月
名前の由来 実が黄色い烏瓜から。 カラスウリ(烏瓜)の名の由来は、カラスが実を食べるからという説や、赤い実はカラスが食べ残したように 見えるからなどがありましたが、カラスは食べないようです。

撮影:2013/7/21 雄花 撮影:2012/7/29 雌花 撮影:2012/12/14 撮影:2013/8/4
撮影:2013/8/4 撮影:2012/12/14 撮影:2012/12/16 撮影:2013/8/6
撮影:2013/8/8 撮影:2013/11/8 撮影:2013/12/6 撮影:2014/6/18 雄花