四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
コハコベ(小繁縷)
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学  名 Stellaria media
別  名 ハコベラ(日本最古の本草書『本草和名』(918年)に、波久部良(はくべら)として登場しており、これが転訛したものと考えられている)、アサシラゲ
分  類 越年草、ナデシコ科ハコベ属
原産・分布 日本では史前帰化植物。北海道~九州に分布。畑や道端、空き地など、人里のいたるところに生えている。
特  長 茎は下部から多く枝を分かち、下部は地につき上部は斜上して高さ10〜20cm、片側に軟毛がある。葉は卵形、鋭頭、長さ1〜2cm、 深緑色無毛、下部に少し毛があり、ふちは全縁、 時に波状、下部のものは長柄があるが上部のものは無柄。花は集散花序につく。花柄は有毛、花後下向し長さ7〜14mm。萼片は5、楕円形、鈍頭、長さ3〜4mm、 ふちは薄膜質、背は有毛。花弁は5、白色、2深裂し萼より少し短い。花柱は3。雄しべは1〜7。 果実は卵形、4〜5mm、6裂する。種子は円形、直径1〜1.2mm、半球形の低突起がある。同じ仲間のミドリハコベ (Stellaria neglecta)は、雄しべは4〜10個。種子にとがった突起がある。茎は緑色。ウシハコベは花柱が5本ある。
【引用:松江の花図鑑】
花  期 1-12月
名前の由来 ハコベ」の古名はハコベラ。その後、中国の漢字「繁縷」が入り、初め はハコベラと読み、今は「ハコベ「となったようだが、そのハコベに比べ て小さいことからコハコベに。

撮影:2013/3/8 撮影:2018/4/16 撮影:2016.3.17 撮影:2019/4/29