四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
コウホネ(河骨)
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学  名 Nuphar japonicum
別  名
分  類 抽水植物、多年草、スイレン科 コウホネ属
原産・分布 日本の北海道 (南西部)、本州、四国、九州に分布。水深が浅く泥深い池沼や小川に生育する。
特  長 深い湖沼では浮葉植物となる場合もあり、また流水域では沈水葉だけの群落も見られる。コウホネ属では最も大形の種。 太い地下茎が横走し、 分枝した地下茎の先端に葉は束生する。沈水葉は薄い膜質、長さ10〜50cm、幅6〜18cm、葉縁は波打つ。抽水葉と浮葉は長卵形〜長楕円形で長さ20〜50cm、幅12〜20cm、基部 は矢尻形。直径3〜5cmの黄色の花を水面上に 咲かせる。色づいた部分は萼片で5片、その内部に退化した花弁がある。雄しべは多数、雌しべは多数の心皮が合生して1つとなり、各心皮の柱頭は柱 頭盤上に放射状に配列する。柱頭は黄色で先端部は柱頭盤から突き 出て歯牙状になることが多い。雌性先熟。果実は卵形で緑色、中に多数の種子がつまる。根茎を縦割りにしたものは川骨(センコ ツ)といい日本薬局方に収録された生薬である。 調栄湯(ちょうえいとう)、治打撲一方(ちだぼくいっぽう)という解熱、鎮痛を目的とした漢方方剤に配合される。
【引用:松江の花図鑑】
花  期 6-10月
名前の由来 太くて白い根茎が泥中に横たわり、それが骨のように見えることから。

撮影:2013/7/19 根茎 撮影:2014/7/23 撮影:2014/7/23