学 名 |
Chelidonium majus var. asiaticum |
別 名 |
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分 類 |
一年生(越年草)の草本植物、ケシ科 クサノオウ属 |
原産・分布 |
北海道〜九州に分布。山麓や平地の道端、草地などに生える |
特 長 |
前年の秋に散布された種子はすぐに発芽して根出葉から成るロゼットを形成し越冬する。春になると中空の茎を
直立させ草丈40-80c m程度ま でに育つ。葉は1-2回程度で深裂し、羽状複葉となって30cmまでに伸びるが、複雑な形とも評される。花は直径2cm程度の鮮やかな黄色の四弁花で、
稀に八重咲きの株がある。5月から7月ま での長期間にわたって咲いた後に、長さ3-4cmの莢が上を向いて実る。莢中にある半球形の種子は黒く、種枕(エライオソーム)が付着
しており、これに惹かれたアリにより散布される。植物体を 傷つけると多種にわたる有毒アルカロイド成分を含む黄色い乳液を流し、これが皮膚に触れると炎症を起す。皮膚の
弱い人は植物体そのものも触れるとかぶれる危険がある。全草を乾燥させたもので、 アルカロイドのケリドニンなどの成分を含み、鎮痛、消炎作用などがある。しかし、末梢神
経麻痺作用なども有す有毒植物ですので、内服は危険です。民間薬では専ら湿疹などの皮膚疾患の 外用薬として用いられている。
【引用:ウイキペディア】 |
花 期 |
5-7月と記載されているが、10月〜12月まで咲いていることがあります。 |
名前の由来 |
植物体を傷つけると黄色の乳液を流すので草の黄。 皮膚疾患に有効な薬草という意味で瘡(くさ)の王。 皮膚疾患以外にも鎮痛剤として内
臓病に用いられたことから、薬草の王様という意味で草の王。 |