四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
ノビネチドリ(延根千鳥)
HOME   BACK
学  名 Gymnadenia camtschatica
別  名
分  類 多年草、ラン科 ノビネチドリ属
原産・分布 北海道、本州中部以北、四国、九州に分布。山地の樹林下の湿った場所に自生する。
特  長 茎は太く円柱形で直立し、高さ30-60cmになる。葉は5-10個が茎に互生し、葉身は楕円形〜狭長楕円形で、長さ7-15cm、 幅2-6cm。先端は尖り、縁は波状に縮れ、3-5筋の葉脈が目立つ。葉の基部は鞘状になって茎を抱く。花期は5-7月で、淡紅紫色の花を穂状に多数つける。苞は花と同じ長さ。萼片は長さ5mm、側花 弁は萼片より短く、唇弁はやや長く、くさび状広卵形で先端が3裂する。
花  期 5-7月
名前の由来 近縁のテガタチドリの肥厚した根茎の形が掌状で「手形」であるのに対し、本種の根は掌状にならず、伸びるため「延根」という。

撮影:2012/5/27 撮影:2012/5/27 撮影:2012/5/27 撮影:2012/5/27