四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
オニドコロ(鬼野老)
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学  名 Dioscorea tokoro
別  名 トコロ(野老)
分  類 つる性多年草、ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
原産・分布 日本各地の山野に生える
特  長 雌雄別株、自然薯(ヤマノイモ)と同じような場所に生え、しばしば一緒に生えています。イモは横に向かってのび、何年もかけて太くなっていきますが、有毒で食べられません。 表面に細かいひげ根が多い。夏に葉わきから長い花の穂を出します。雄株の花の穂は横向きから上向きなのに対し、雌株の花の穂はのれんのようにぶら下がります。雌株のほうは秋になると細長い果実ができ、成熟すると花のように3つに開いて、 中のタネを風とともに飛ばします。ヤマノイモは秋になると葉わきにむかごをつけますが、オニドコロはむかごはできません。また葉のかたちもヤマノイモに比べると丸みが強く、輪郭がうねうねとする傾向があります。
花  期 7-8月
名前の由来 他の類似種より葉が大きいので鬼を充て、トコロ(野老)はエビ(海老)に対比させた漢字名で、根茎の髭根を老人の髭に見立てたもの。

2012/7/19 雄株 撮影:2012/7/1 雄株 撮影:2012/11/15 撮影:2012/8/5
2012/7/24 雌株 2012/7/24 雌株 2012/8/13 雌株 撮影:2013/1/2