四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
オニシモツケ(鬼下野)
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学  名 Filipendula
別  名 ケナシオニシモツケ、ウスゲオニシモツケ
分  類 多年草、バラ科 シモツケソウ属
原産・分布 北海道、本州の中部以北に分布。山地から深山の沢沿いや、やや湿った場所に自生する
特  長 根茎は太い。茎は高さ 1〜2 m、稜角がある。葉は互生、奇数羽状複葉。頂小葉は円形〜扁円形、幅 15〜25 cm、 掌状に5裂し、基部は浅く湾入、縁に重鋸歯がある。側小葉は数対、極めて小さい。托葉は草質、緑色、茎を抱き、鋸歯がある。花は直径6〜8mm、白色まれに薄紅色、茎の先に散房状に多 数つく。花序には短毛が密生。がく片は合生、浅い椀状、5裂片があり、花時に反曲。花弁は (4〜)5個、倒卵形、全縁。雄しべは多数、花糸は花弁より長い。雌しべは離生する5心皮から なる。果実は痩果、非対称な倒披針形、扁平、有柄。縁に長い毛がならんでいる。
花  期 6-9月
名前の由来 大型のシモツケソウという。名前には、しばしば大きなものに「オニ」とつくことがあります。名前のシモツケ(下野)は、 現在の栃木県にあたる「下野の国」で自生しているものを見つけたことに由来します。

撮影:2006/8/6 撮影:2009/7/16 撮影:2006/8/6 撮影:2009/7/16