四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
リュウノウギク(竜脳菊)
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学  名 Chrysanthemum makinoi
別  名
分  類 多年草、キク科 キク属
原産・分布 日本固有種。福島県・新潟県〜九州に分布。日当たりのよい山地に生え、高さ30〜90cm
特  長 地下茎は長く伸びて、まばらに複数の茎を立てて株立ちになり、小さな群落を作る。山地や丘陵に生える多年草で、低山の森林周辺に多く、 特に林縁部の日向に出る。自然な地形では崖地に出現する。道路脇の切り通しなどによく出現するが、開けた草原に出るものではなく、河川の土手などで見ることもない。また石灰岩地によく見られるとも。 草丈は30 - 50cm で、茎は細くてやや立ち上がり、茎の下部は木質化するが、細くて頼りない。真っ直ぐ立ち上がることは少なく、斜めに伸びるか、斜面から垂れ下がる。 葉は長さ4 - 8 cm、大まかには楕円形、おおよそは三 つに浅く裂けて、さらに粗い鋸歯がある。表面は緑色で毛があってつや消し、裏面は短い毛が密生して白っぽくなっている。ちなみにこの毛はT字型になっている。基部には短い葉柄があって、葉身から少し流れる 花期 は10 - 11月。ヨメナやノコンギクなどよりは遅い。花は茎の先端に単独か、せいぜい2 - 3個だけ着く。径2.5 - 5cm、外側には白い舌状花が並び、真ん中の管状花は黄色。舌状花は楕円形でヨメナなどよりずっと丸みが ある。 果実は痩果で、先端が斜め切形の倒披針形で、長さは約1.5ミリメートル。縦の稜があり、花冠が取れたあとに小さな突起がある。舌状花と筒状花の痩果はともに、冠毛がなく、まるで目立たない。
【引用:ウイキペディア】
花  期 10ー11月
名前の由来 茎や葉の香りが、中国から伝わった竜脳(リュウノウジュから採れる精油)という香料に似ている事に由来する。

撮影:2014/10/27 撮影:2014/10/27 撮影:2014/10/27 撮影:2014/10/27