四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
ソバ(蕎麦)
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学  名 Fagopyrum esculentum
別  名
分  類 一年草、タデ科 ソバ属
原産・分布 中国北部からシベリア原産。
特  長 高さ0.7〜1.3mほどの一年草。茎は直立して、よく枝分かれし、紅色を帯びるものもあります。葉は互生する単葉で、 長さ3〜7cmの三角形となり、全縁です。茎先や上部の葉腋から総状花序を出し、径5〜6mmの花がつきます。花には花弁はなく、白〜紅色の萼が花弁状に目立ちます。自家不和合性です。 花に は長花柱花(長い雌しと短い雄しべをもつ)と短花柱花(短い雌しべと長い雄しべをもつ)の2タイプがあり、お互いの花粉で受粉しないと結実しません。果実は長さ6〜8mmで3稜がある三角 錐状 の痩果です。実をそば粉に利用するほか、そば茶や焼酎の原料にもされます。若葉を食用とし、そば殻は枕の中身などに利用されます。
花  期 4〜5月/9〜10月
名前の由来 漢字で「蕎麦」と書きますが、これは「ソバムギ」の略称です。 ソバの種は、角ばった三角形の形をしており、特徴である「角」 という言葉は、古来「稜(ソバ)」と呼ばれていました。 そのため、「稜」と「麦」を合わせ、「稜麦(ソバムギ)」と呼ばれたのが語源です。

撮影:2013/6/27 撮影:2013/6/27 撮影:2012/6/1 撮影:2014/7/23