四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
ウラシマソウ(浦島草)
HOME   BACK
学  名 Arisaema urashima
別  名
分  類 宿根性の多年草、サトイモ科 テンナンショウ属
原産・分布 本州、四国を中心に、北海道と九州の一部に分布する
特  長 耐陰性が強く乾燥を嫌うため、明るい林縁からやや暗い林中などに自生が認められるが、日照量が不足する条件下では開花困難か雄性個体ばかりとなりやすく、 逆に適度な日照量条件下では無性期、雄性期、雌性期のすべてが見られることとなる。肉穂花序を形成する多数の花には花弁がなく、雄花は雄蘂のみ、雌花は雌蕊のみで形成されている。雄花から雌花への花粉の受粉はキノ コバエの仲 間による虫媒によって行われる。雄性の仏炎苞の開口部から進入したキノコバエは雄花群から出された花粉を身にまとい、仏炎苞下部にある隙間から脱出することができるが、雌性の仏炎苞ではキノコバエが脱出 できる隙間がなく、開口 部から進入したキノコバエは雌花群をうろつく間に授粉させられ、最後は脱出できずに死んでしまう。この現象は開花終期の雌性の仏炎苞を切り裂いて観察することができる。受粉に成功し、結実可 能な条件がそろった個体では、秋にか けて果実を成熟させていく。結実した雌花群は多数の果実をトウモロコシ状につけており、当初は緑色であるが秋に成熟すると朱赤色に変わる。各果実中には0〜数個の種子が形成される。 成熟した果実は鳥により採食されることが知られ ているが、採食されずにその場で倒伏して散布されることも多い。未成熟の果実は有毒のシュウ酸化合物等を含有するが、成熟すると甘くなる(食用にはならない)。
【引用:ウイキペディア】
花  期 4月下旬から5月上旬
名前の由来 ムサシアブミ(武蔵鐙)に良く似ているが、50cm以上ある長い釣り糸のようなものが、花から突き出して垂れ下がっている、その様子を浦島太郎が吊りしているような竿に見立てたのが由来とされている。

撮影:2013/5/8 撮影:2013/5/8 撮影:2013/5/8 撮影:2013/5/8
撮影:2013/5/17 撮影:2013/5/17 撮影:2013/5/17 撮影:2013/5/17