学 名 |
Sanguisorba officinalis |
別 名 |
酸赭、山棗参、黄瓜香、豬人參、血箭草、馬軟棗、山紅棗根 |
分 類 |
多年草、バラ科 ワレモコウ属 |
原産・分布 |
北海道から九州分布。日当たりのよい山野や草地に生える。 |
特 長 |
地下茎は短く、やや肥大する。茎は直立して上部で分岐し、根出葉は長い葉柄があり、奇数羽状複葉、小葉は5 - 15個で細長
い楕円形か卵状楕円形、鈍頭。長楕円形の小葉には細かい鋸歯がある。花期は晩夏から秋にかけて(7月
- 10月)。茎を伸ばし、細かく分枝したその枝先に円筒状の穂状花序ができ、暗紅紫 色の花弁のない可憐な花を密につける。4枚の萼と4個の雄しべがあり、雌しべは小頭状である。山地には、
雄しべが長い類似種がある。開花時は萼もピンク色で黒い葯が目立ち、穂(花序)
の上部から咲き始め、次第に下に移っていく。ワレモコウの楕円形の花序は、一般的なバラ科植物の花とは似つかない形をしており、小さな花が沢山集まって形作られている。その一つ一つの花
は、花弁がない代わりに4枚の萼片が色づいている。虫媒花であり、ハナバチなどの昆虫を呼び寄せて花粉を運ばせている。根茎を乾燥したものは地楡(ちゆ)という生薬にな密集した穂状花序
を持つため、果実も複合果状になる。果実は痩果で、萼筒に包まれており、先端に暗紅紫色の4枚の萼片が残っている。冬になると地上部のみ枯れる。性質は強健で、土地を選ばずに茂る。繁殖
は、秋頃に行う株分けと、春に種子を蒔く実生によって可能である。痩果は長さ2.5mmでやや角張った楕円形をしており、稜がある。
【引用:ウイキペディア】 |
花 期 |
7ー10月 |
名前の由来 |
諸説あり、はっきりしていない。植物学者の前川文夫によれば、木瓜文(もっこうもん)を割ったように見えることからの命名という。一説には、「吾もまた紅なり」
とワレモコウ自身が唱えたことが名の由来であるといわれている。このほか、中国の皇帝がこの花の匂いを気に入り、「吾も請う」と言ったことに由来するのではなど、様々な俗説もある。
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