四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
ヤブカンゾウ(薮萓草)
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学  名 Hemerocallis fulva form. kwanso
別  名 「ワスレグサ(忘れ草)」名前の由来:花の蕾(つぼみ)を乾燥したものや、新芽を食べると、憂(心配)いを忘 れることができたことから。「オニカンゾウ」
分  類 多年生草本、ススキノキ科 ワスレグサ属科。
原産・分布 中国原産で奈良時代以前に渡来。本州〜九州に分布。道端、水田や畑の縁などのやや湿った場所に生える。
特  長 茎の高さは80〜100センチ。茎の上部で分枝し橙赤色の花を数個つける。花は直径8〜 10センチで、 花筒は長さ約2 センチ。 花披片は6個だが雄しべと雌しべの一部または全部が花弁化して八重咲きになる。葉は根生し、長さ40〜60センチ幅3センチ前後の広線形。3倍体のため結実せず、根が紡錘状にふくらみ匍 匐茎(ほふくけい)を出してふえる。ヤブカンゾウの蕾は金針菜(きんしんさい)と呼ばれ、中華の高級食材としてよく使われます。金針菜は栄養価が高く、ホウレンソウの20倍もの鉄分があり増血作用 があるといわれています。花は酢の物や天ぷらにして食べられます。根っこの部分は主に生薬に用いられます。
花  期 7ー8月
名前の由来 藪に育つカンゾウという意味。

撮影: 撮影:2012/7/10 撮影:2012/7/1 撮影:2014/7/6