四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
ヤマガシュウ(山何首烏)
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学  名 Smilax sieboldii
別  名 サイカチバラ
分  類 落葉蔓性木本、ユリ科シオデ属
原産・分布 本州,四国,九州に分布。低山〜山地の林縁や林床に生育。
特  長 葉は互生(ごせい)。基部は切形〜心形で,5脈が目立つ。先端はとがる。両面とも無毛で, 裏面は光沢が強い。縁には細かな鋸歯がある。葉の基部に托葉(たくよう)が変化した巻きひげがあり,他の植物にからみつく。サルトリイバラに似るが,サルトリイバ ラは葉脈が3本目立つのに対して,ヤマガシュウは5本目立つ。枝には,鋭い刺が直角にでる。サルトリイバラではカギ状。草本のシオデは,よく似た雰囲気をもつが, 茎に刺がないので容易に区別できる。幼い刺は,柔らかく,手で触れてもまったく痛くない。雌雄別株。葉腋から散形花序を出す。花被 片は普通6個。雄しべが6個ある。 雌花には,雌しべ1個と仮雄しべ6個がある。黒色の液果をつける。中には赤褐色の種子が1個入っている。
花  期 5-6月
名前の由来 山地に生え、葉が何首烏(かしゅう:タデ科のツルドクダミの中国名)、または、ヤマノイモ科のカシュウイモの葉に似ていることから。

撮影:2014/5/19 撮影:2014/5/19 撮影:2014/5/14 撮影:2014/5/14
撮影:2016/5/27 撮影:2017/6/9 撮影:2017/5/19 撮影:2017/7/16
撮影:2019/7/5 撮影:2016/11/8 撮影:2016/10/20 撮影: