四季の山野草(野草、高山植物、薬草、雑草、野菜)
ヤマクルマバナ(山車花)
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学  名 Clinopodium chinense subsp
別  名
分  類 多年草、シソ科 トウバナ属
原産・分布 在来種。北海道〜九州に分布。山地の草原に生える。
特  長 茎は倒れぎみに斜上し、全体に軟弱で毛が多い。葉は対生し、短い柄があり、長さ3〜7p、幅1〜3pの 卵形 〜長卵形、鋸歯があり、基部は円形。葉の両面にまばらに白毛があり、葉裏の腺点は目立たない。数段の仮輪に密集して多数、花がつく。花は白色〜淡紅紫色を帯び、唇形、長さ6 〜8o。上唇は小さく、浅い切れ込みが入り、下唇は大きく、3裂する。萼は緑色、開出する長剛毛があり、ときに腺毛がある。萼歯は5個、上側の3個は小さく、下側の2個は細く尖る。 苞葉は線形、開出する長剛毛がある。果実は4分果。クルマバナは茎が直立し、萼が通常紫色を帯び、開出毛が多く、腺毛はない。仮輪の花はやや少なく、やや大きい。全体に毛が多く、 茎に腺毛が混じる。萼は紅紫色を帯び、剛毛と腺毛が多数ある。ミヤマクルマバナは側脈が中軸に対して鋭角になり、花冠が大きい。トウバナは葉が無毛、葉裏に腺点がない。
【引用:三河の植物観察】
花  期 6〜8月
名前の由来 山地に生えるという意味で「ヤマ」、輪生する花の様子から「クルマ」でヤマクルマバナ。

撮影:11.10.27 撮影:11.10.27 撮影:12.8/.26 撮影:12.8/.26