クワコ(桑子、野蚕)
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学  名 Bombyx mandarina
分  類 カイコガ科
発生時期 成虫の出現時期は6-11月
分  布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島;朝鮮,中国
幼虫の食草 クワ科:ヤマグワ、クワ科:クワ
特  徴 開帳32-45mm。終齢幼虫の体長は35mm。 絹糸の原料となるカイコの原種。幼虫はカイコと違って茶色っぽく、 クワの木の樹皮に似ている。しかも鳥やアシナガバチの捕食を避けるため、枝に擬態し、動かないことが多い。それでも鳥に見つかってしまった場合など、目玉模様で顔に見える胸部を膨ら ませて、蛇を装う作戦までもっている。クワコは年に2回発生するが、6〜7月に卵を生む場合は個ずつ葉に産み付ける。ところが秋に越冬卵を産む時は、葉には産み付けず、幹にかためて産む。 葉に産み付けられた卵は落葉とともにどこかに飛ばされてしまうことを知っているのである。繭は薄い黄色で、カイコの原種だけあって、糸の量も多い。

撮影: 撮影: 撮影: 撮影:
若齢幼虫 終齢幼虫