身近な野鳥 水辺の鳥・森林の鳥・草地の鳥
エゾセンニュウ(蝦夷仙入)
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分  類 スズメ目 センニュウ科 センニュウ属
学  名 Locustella fasciolata 英  名 Gray's grasshopper-warbler
生 活 型 平地にある湿地林(ヤナギ類やニワトコなどの植生)や河畔林、低木林の外縁、低木が生えた草原などに生息する。暗い場所を好む傾向がある。 分  布 夏季にウスリー、サハリン、シベリア南部などで繁殖し、冬季にフィリピンやニューギニア島などへ南下し越冬する。 日本では夏季に繁殖のため北海道(蝦夷)へ飛来(夏鳥)。本州以南では旅鳥として出現し、特に春の渡りの時期には、低地の林や公園林の中でさえずりが聞かれる。南西諸島では少数が越冬する。
全  長 18cm(センニュウ類では最大) 飛  形
くちばし 尾  羽
生息環境 平地にある湿地林(ヤナギ類やニワトコなどの植生)や河畔林、低木林の外縁、低木が生えた草原
鳴 き 声 トッピンカケタカ
雌雄識別 雌雄同色
特記事項 雌雄同色で背面は濃褐色でやや赤みをおびる。腹面は褐色の羽毛で覆われる。顔から喉にかけては灰褐色。 眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は白い。食性は動物食で、昆虫類、クモなどを食べる。樹上を移動しながら獲物を捕食する。繁殖形態は卵生。繁殖期には縄張りを形成する。丈の長 い草や樹上に枯草などを組み合わせた皿状の巣を作り、日本では6-7月に3-5個の卵を産む。メスのみが抱卵する。繁殖期は夕方から夜間、朝方にかけてさえずる。

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