身近な野鳥 水辺の鳥・森林の鳥・草地の鳥
ハイイロチュウヒ(灰色沢鵟)
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分  類 タカ目、タカ科、チュウヒ属
学  名 Circus cyaneus(Linnaeus,1766) 英  名 Hen harrier,Northen hsrrier
分  布 繁殖地はユーラシア大陸北部で、冬季はアフリカ大陸北部、ユーラシア大陸中部に移動し越冬する。ヨーロッパでは周年生息する。日本では越冬のために冬 鳥として飛来するが局地的であり、個体数は少ない。
形  態 オスは全長40 - 45 cm。メスは50 - 55 cm。メスの方が大型になる。尾羽の背面(上尾筒)には白い斑紋がある。オスは全身が灰色で、初列風切羽は黒い。腹部 の羽毛は白い。メスや幼鳥は全身が褐色の羽毛に覆われる。腹面は淡褐色で褐色の斑紋が入る。
生  態 草原や湿地に生息する。地上付近を低空飛行したり、地上を徘徊しながら獲物を探す。地面に草や木の枝を束ねた巣を作る。 食性は肉食性で両生類、爬虫類、鳥類、小型哺乳類等を食べる。日中は狩りはせず、アシ原の中や、畔や休耕田などの草地に降り立ち、休息する。繁殖形態は卵生。4月から6月に3-6個の卵を産む。抱卵はメスのみが 行う。繁殖地では「ピョゥピョゥ」と鳴いてディスプレイ飛行をする。
分  類 本種は近年になって、アメリカ大陸に生息するCircus hudsoniusとユーラシア大陸に生息するCircus cyaneusの2種類に分かれた。以前はこ の2種は亜種という関係だった。日本に飛来するのは後者のほうである。そのため、このページでは後者について言及している。前者はアメリカハイイロチュウヒまたはアメリカチュウヒとも呼ばれる。アメリカハイイ ロチュウヒの方が色が濃い。
鳴 き 声 「ピョゥピョゥ」
雌雄識別 オスは、全体的に白っぽい灰色。頭部や背面などの広い範囲が灰色の羽毛でおおわれており、腹部は白い。メスは全身が褐色の羽毛に覆われており、覆面は淡い褐色の斑紋が入っている。
特記事項 【引用:ウイキペディア】