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イソヒヨドリ(磯鵯)
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分  類 スズメ目 ヒタキ科 イソヒヨドリ属
学  名 Monticola solitarius 英  名 Blue Rock Thrush
分  布 アフリカからユーラシア大陸、インドネシア、ニューギニアまで広く分布する。留鳥または漂鳥。日本全国、海辺の他都市部でも見られる。
全  長 23cm 飛  形 直線
くちばし 細く尖る 尾  羽 円尾
生息環境 海岸の岩場や港湾施設 河川の堰堤など。
鳴 き 声 さえずりはホイピーチョリヒーヨリーツチィッ  地鳴きはヒーヒー チンチン
雌雄識別 オスは頭から喉および背部が暗青色、胸腹部がレンガ色のような赤褐色、翼が黒と鮮やかに色分けされる 。一方、メスは全身がうずら模様の茶褐色で薄い水色が入っている。
特記事項 おもに地上で餌を探し、肉食甲殻類や昆虫類、トカゲなど、いろいろな小動物を捕食する。カラスなどと同 じく人の食べ残しも食べるため、スズメすら存在しない小笠原諸島においては、人家の周囲でイソヒヨドリがゴミ捨て場漁りなどをしている光景も見られる。単独行動で、群れは作らな い。つがいでさえ距離を取ることがある。春にはツグミ科特有の声量のある美声でさえずる。その声音と節回しは複雑である。また、繁殖期以外でも天気の良い日はさえずることが知ら れている。通常は岩の隙間などに営巣するが、都市部ではビルの屋上、屋根の隙間、通風口などに営巣することもある。産卵は地域によって差があるが、本州では5月初旬ごろに行われる。 巣は枯れた雑草などの寄せ集めである。通常は5、6個程度の卵を産む。雛は濃い鼠色をし、2週間程度で巣立つ。この間、雄のみが餌を運ぶ。海から20キロ近く内陸の中河川でも見かけることがある

撮影:2015/9/7 撮影:2015/9/7 撮影: 撮影:2017/3/24
撮影:2017/3/24 撮影:2017/3/24 撮影:2017/3/24 撮影:2017/3/24<